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テニス(主に観戦)とキム・クライシュテルスと軽井沢をこよなく愛する日々。
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『NINAGAWA 十二夜』
今日は『NINAGAWA 十二夜』を観劇。
シェイクスピア喜劇+歌舞伎+蜷川幸雄!
この3つが融合するとどんなことになるんだか見当もつかず、
あらすじのみ、さらっとチェックして、新橋演舞場へ。

ストーリーは、

  船が難破し、男女の双子(尾上菊之助が1人二役)が離れ離れに。
  妹・琵琶姫は身を守るため男のふりをし、獅子丸と名乗って左大臣につかえ始める。
  その後は、獅子丸→左大臣→公家の織笛姫→獅子丸…という片思いの連鎖が
  いろんな騒動を引き起こし、さらに獅子丸そっくりな兄・主膳之助まで現れて大混乱。
  さあ、皆の恋の結末は?

という、とってもわかりやすーい話でした。

たびたび差し込まれる蜷川さんらしいダジャレやギャグ(あえてギャグと書きます)に
新橋演舞場の観客たちは、完璧なまでに反応し、会場には笑いが絶えませんでした。
素晴らしき観客たち!
が。
私は、どーーしても、その笑いについてゆけず。
え? 今の、おもしろかったすか? 
と思ってるうちに、みんな3回くらい笑ってる感じ。
で、40分間の休憩時間に観客席を見渡して年齢層の高さをしかと確認し、考えたんですが、
皆さんセリフそのものに笑っているというより、ひいきの役者が出てきて普段とちょっとだけ違う演技をしている、というそのことが嬉しくて笑っているのかなと。
私は歌舞伎も歌舞伎役者も全然知らないから、ざっくりとひとつの「演劇作品」としてしか観ていないわけで。たぶん、見るポイントも全然違うのでしょう。
ただ、個人的な感想として、
現代劇の要素と歌舞伎の要素と蜷川舞台ならではの大掛かりな舞台セットが、
うまく化学反応を起こしていないように思えました。
なんだか全体的に安っぽく見えてしまい、もったいないような気が。

でもまあ、尾上菊之助がよかったから、万事OKです。

そうなんです。
本日、一番の収穫は、尾上菊之助さん
最近、寺島しのぶと共演してるカレーのCMでよく見かけるけど、
好みの顔でもないし、正直、今まで全くというほど興味がなかったんです。
だけど、今回初めて彼の舞台を見て、がらりと見る目が変わってしまいました。
“獅子丸”のときの、中性的な清潔感、
“琵琶姫”のときの、かわいらしさ、
“主膳之助”のときの、凛々しくたくましい若者らしさ…
かわいくて、同時にかっこよくて。
かんぺき好みなんですけどー!!!
織笛姫同様、私も3時間、恋に落ちてました。獅子丸に。
黙って立っているだけで、なぜあんなに“かわいらしさ”が出るの?
女形ってすごい!
尾上菊之助が素敵な役者さんってのが解っただけでも、見に行った甲斐はあったかな。
それと、市川亀治郎の麻阿も好きな感じでした。


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