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テニス(主に観戦)とキム・クライシュテルスと軽井沢をこよなく愛する日々。
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おめでとうロジャー!
今年の全仏は、
フェデラー優勝という、
思いもかけない、最高の結果で終わりました。

いつのまにか恒例となった、
大学の後輩・Y川ちゃんとふたりでのグランドスラム決勝観戦。
日本時間21:40~のWOWOW放送に向け、
21:00に我が家の近所のスーパーで食材やらビールやらを買い込み、
テーブルにはちゃんとお客様用のテーブルクロスを敷いて、
特別な瞬間への敬意を(私なりに)表現し、準備万端でスタンバイ。
「あーーー怖いよー」
「苦しんでる姿はデルポトロ戦で十分見たから、
今日は色っぽさとかいいから、さくっと勝ってくれ~」
(※私たちの間では、苦しい試合中のフェデラーには色気があるというのが
定説になっています)
「決勝、もっと見たいぞとか思わないから、さくっと勝ってくれ~」
など、パリから遠く離れた極東の地で、勝手なことを言い合いながら。

試合に集中するため、早めにご飯を作り終えていたかったのだけど、
なんやかんや忙しくて、作り出したのが21時過ぎ。
でも無事に、試合が始まる頃には2品+玄米ご飯が出来上がりました。
あと1品作るには、時間が足りなかった~。

でも、2品で十分でした。
だってフェデラーは、たったの3セットで
ソダーリングを下してしまったのだから。
これも意外だった。
3-1かなって予想してたから。
私の予想は、なかなか当たらんなあ~。笑
(あ、でも、女子決勝の予想は当たったんだった!
女子準決勝を見たうえで、ふたりが入場して、アップを始めるのを見て、
「こりゃ、クズネツォワ優勝だな」って確信しちゃったんです。
はっきりと声にも出したんです。証明は、1ミリもできないけど、ほんとです)

私もY川の両名とも、ちゃんとソダーリングの試合を見たことがなくて、
「どうやら強打らしい」「どうやら神がかってるらしい」と
情報がすべて、伝聞&想像。
ナダルを倒した試合も、ダイジェストでしか観てないから、
編集されたスーパーショットしか目にしていないし、
素晴らしいプレイをしているという報道しか耳にしていないわけです。
もう、私の中でソダーリング像は、得体の知れない恐ろしい怪物かのように
イメージが膨らんでました。

ところが、試合が始まってみると…

「普通の25位だよねえ」

いつ、実力が爆発するんだ??
いつ、キレまくってるショットを見せるんだ??

と思っているうちに、どんどんフェデラーのプレイが冴え渡り、
すっかり、とは言わないまでも、こりゃ優勝しちゃうなー、
グランドスラム14勝と、生涯グランドスラム同時達成だなー、
ものすごい歴史的瞬間に、私たち立ち会えちゃうんだなー、
的な、ゆるい雰囲気になってきた。
もちろん、いきなり形勢逆転することもありえるし、
最後まで安心はできなかったけれど、
実況アナの久保田さんも、第3セット5-4あたりで我慢できずに
「まあ、恐らく優勝するでしょう」と言い出す始末。

おそらくフェデラー本人だけが、最後まで緊張感を保って、
ほぼ無心で試合に集中していたに違いない。
サービングフォーザセットでは、信じられないミスを2つほど重ねて、
フェデラーといえども普通の心理状態ではない、というのが伝わってきた。
チャンピオンシップポイントを握ったときのフェデラーが、
早くも泣いているように見えたのは気のせいだろうか?
(西武時代の清原が、日本シリーズ優勝を前に泣き出したときのことを思い出した)
そしてついに。
ソダーリングのリターンがネットにかかった。
膝から崩れ落ち、顔を覆うフェデラー。
この姿が見たかった!!!
全豪に続き、フェデラーも、Y川も、泣いた。
そしてやっぱり私は、泣かなかった。
とっても感動したんだけど。

ともかくこの日は、観客も、天気も、テニスの神様も、
ローランギャロスを包みこむ全てのものが
フェデラーを勝たせよう、勝たせようとしているかのようでした。
ナダルがいる限り無理かと思われた、全仏のタイトル。
だけど、怪我をせずに試合に出続け、泥臭くも勝利をもぎとっていく
元王者の気迫と執念は、もう十分、実を結ぶ権利を有していたんだと思う。
第一、グランドスラム連続20大会、ベスト4進出って、、、、すごすぎるよ。
フランスの観客は、判官びいきになりがちなのに、
あれほどのワンサイドゲームになっても応援してもらえるフェデラー。
そのカリスマ性と偉大さは、別格でありホンモノであり。
なのに、勝利インタビューに答える声が何度も裏返ってしまうフェデラーが
なんとも微笑ましかった。
カリスマなのに、どっか抜けてるのよね、この人。
(ウィンブルドンの表彰式で、ズボンを前後逆に履いてたりね)

第2セット序盤で、大きな旗を持った男がコートに侵入し、
直接フェデラーの頭に手を伸ばしているのをみたときは
息がとまるかと思った。
SPがのろい! 何分放っといてるんだ!! フェデラーが危ないのに!! と
その時は怒りが爆発しそうになったけど、あとから映像をみたら、
ほんの20秒くらいの出来事だったんだなぁ。
本当に怖かった…
でも、フェデラーが走って逃げたりしてても、それはそれでおもしろかったかもな…


ソダーリングも素敵でした。
あのユーモアあふれるスピーチで、間違いなくファンが急増したことでしょう。
単なる優勝にとどまらず、グランドスラム14勝目とか生涯グランドスラムとか、
ものすごい偉業を一気に達成してしまった“生きる伝説”誕生の場に
最もふさわしい、“素晴らしき準優勝者”だったと思う。
「結婚するならソダーリングかも」と妄想コメントを口にしたら、
「そうですか」と流されたような気がする。

意外と早く試合が終わったので、
その後、ソダーリングがナダルを下した試合を観てみました。
なるほど、と納得。
プレースタイルの問題なんだな。
ナダルの、大きくはねるボールに、背の高いソダーリングのストロークが
ぴたりと合ってしまうんだ。
フェデラーがナダルのプレースタイルを苦手としているように、
ナダルはソダーリングのプレースタイルが苦手であり、
ソダーリングはフェデラーの早いプレーに対応できず…。
まるで、グー・チョキ・パーの関係みたい。
おもしろいなあ!


サンプラスも、ついに「フェデラーが史上最高のプレイヤー」と語ったらしい。
ずっと比較され続けてきたふたりだけれど、
フェデラーがようやく全仏のタイトルを獲って、
どちらが上か論争も、一応の決着がつくことでしょう。
もちろん、どちらが上かなんて誰にも分かることじゃないし、
結論なんて永遠に出ないんですが。


あ~
よかった~

フェデラー、本当におめでとう!!


「ロッド・レーバー・アリーナ」とか「フィリップ・シャトリエ」とか「エナン通り」とか、
グランドスラムの会場には偉大なプレイヤーの名前が冠されてゆくものだけれど、
そのうち「ロジャー・フェデラー・コート」みたいのが、どこかにできるんだろうか。
ウィンブルドンに、作ってほしいなあ。


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